OBS大分放送
50/50 Hearty Party!!

5月9日放送分

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   2021/05/09

本日のゲストは、大塚郷さん。
大分が生んだシンガーソングライター・大塚博堂さんの甥御さんです。
博堂さんが亡くなったのは、今から40年前。
1981年の5月。
37歳という若さでした。

 

大塚博堂を知らない世代も多くなったことでしょう。
そこで郷さんに、博堂さんのストーリーを教えていただきました。
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大塚博堂さんは、別府緑丘高校で声楽を学び、東京音楽大学に進みました。
博堂、と書いて、ひろたか、と読むのが本名です。
クラシックを学んでいましたが、やりたいことはジャズだったそうで、
大学を辞め、大分に帰郷後、福岡へ行き、
有名店のジャズシンガーとして鳴らしました。
看板シンガーでした。

 

(その店にはもうひとり看板シンガーがいて、
それが、高橋真梨子さんだったそうですヨ)

 

博堂さんの歌声は評判を呼び、東京からスカウトが次々とやってきましたが、
なかなか首を縦に振らず、ようやく渡辺プロダクションで承諾。
渡辺プロダクションは、当代の作詞家/阿久悠さんと、作曲家/井上忠夫(大輔)さんの楽曲を博堂さんに歌わせました。
期待の大きさがうかがえますね。
しかし、、、
売れなかったんですね。。。

 

それからしばらく、売れない日々。他の歌手の歌唱指導などをしていました。

 

そのうちに、藤公之介さんという詩人の詩にメロディをつけ、ライブハウスで歌うようになった博堂さん。
すると、毎回どんどんお客さんが増えていきます。
これを見て、渡辺プロダクションも方向転換、
流行歌を歌う歌手ではなく、シンガーソングライターとして、華麗に再出発を切ったのでした。

 

「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」は、1976年の大ヒット。
その5年後に他界されるのですから、大きな花火のような人生です。
博堂さんの歌声をそのまま受け継いでいるのが、甥の大塚郷さん。
全国各地を巡り、博堂さんを蘇らせています。
大塚さんチラシ

 

大塚博堂 40th メモリアルライブは、
5月15日(土)、別府市北浜の「フォーク&ポップス博堂村」で開かれます。
大塚郷さんを中心に、数組のアーティストが大塚博堂の曲を披露してくれるそうです。
17:00オープン、17:30スタート、20:00終演(大分県の営業時間短縮要請により、変更)。

チケットは、1ドリンク付きで1500円(当日も同じ)。

 

大塚郷さんからのリクエストは、大塚博堂さんの最後のヒット曲、化粧品のCMに使われた、
「春は横顔」

 

大塚郷さん、ご出演ありがとうございました。
郷さんのお声は甘くて、博堂さんそのもの。
え、お顔も似てるんですか?
おふたりともサングラスだから気づきませんでした、うふふ。

 

それではまた来週、お相手はミチコでした。

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