今日のゲストは、株式会社日建コンサルタント　代表取締役社長　吉田靖さんでした。

 
昭和３８年、測量会社としてスタートし、その後、測量部門以外に、建設コンサルタント、
補償コンサルタントと専門分野を広げ、現在は、地理情報システムの開発や中古パソコン販売なども行っています。
日建コンサルタントが開発したソフトウェア「家畜防疫マップシステム」。
これは、口蹄疫や鳥インフルエンザの発生時にまん延を防ぐための防疫措置を速やかに行うために開発されたもので、
大分県をはじめ、福岡県や鹿児島県でも採用され効果を発揮しています。
今回は、新しいマップシステムとして、ＧＩＳを活用した「防災マップ」のお話しをしていただきました。
これは、ゲリラ豪雨や地震による津波など、人命にかかわる自然災害が発生した時の備えとして、
ハザードマップや標高、要援護者などのデータをあらかじめ登録しておき、
地域に存在する様々なリスクを把握したうえで、いざという時の効率的かつ安全な避難対策を繰り返し検討するための
いわば「備災シュミレーションシステム」です。
システムを導入するのは市町村ですが、
私たちもこのようなシステムがあるということを知って、日頃から防災の意識を高めていきたいものです。