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チャレンジ トゥ ザ フューチャー

6月2日(月)のチャレンジ・トゥ・ザ・フューチャー

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   2014/06/02

今日のゲストは、株式会社クラウン 監査室・企画担当 矢野志保さんでした。

株式会社クラウンは、豊後高田市で 土木構造物設計の照査業務及び樋門・樋管におけるゲート設備の設計などを行っています。
また、平成21年からは国東市の海岸にある「海の牧場クラウンファーム」で競走馬の育成も手掛けています。
もともと水門などの設備設計などを手掛ける株式会社クラウンさんが、全くと言っても過言ではない他業種である競走馬の育成に取り組み始めたのは会社の保養施設の雑草の管理のためにヤギや牛を飼育し始めた事がきっかけでした!
保養施設の雑草を綺麗に食べてくれるヤギや牛を飼育していたところ、「競走馬を飼育してみないか」との話しを受け、競走馬について、また競馬について一から学び、縁あって競走馬の育成に着手することとなったそうです。
ゼロからの出発で不安もあったそうですが、とにかく「動物が大好き」という思いで頑張ってきたそうです。
競走馬の育成にあたって苦労した点は、とにかく競走馬はブラッドスポーツと言われるくらい血統が重視される中、新規参入ではなかなか超一流と言われる血統の馬は手に入れにくいということでした。
そこでクラウンファームでは、とにかく馬にたくさん手をかけ、気を配り、優しく接することにこだわりを持って育ててきたそうです。
競走馬を育てるには、それぞれ馬の個性や性格を見極め、丁寧に指導してゆくことが大切なのだそうです!そして、馬が人間を信用する事が何より必要と言うことで、愛情をこめて育成をしているのだそうです。とても奥が深いです!
現在はおよそ100頭ほどの馬が育成されています。
そして、先月の京都競馬で、クラウンファームが育成した3歳の牝馬が見事!
大分県産馬としてJRA初勝利をおさめました!!!
この牝馬「クラウンアイリス」は、クラウンファームで生まれ育った馬で、性格的には勝気な頑張り屋の女の子(!?)なのだそうです♪
そこで、せめて名前は可愛く女の子らしいお名前にしましょうねと「クラウンアイリス」と命名され、愛情たっぷりに育成されてきたそうで、初勝利の報告を聞いたときは、皆さん一斉に歓喜の涙を流されたそうです☆

(写真:クラウンファームのオリジナルグッズです♪勝負服のデザインは、元々の事業が川にちなんでいることから、三本ラインなのだそうです♪)
また、株式会社クラウンでは、豊後高田市に「クラウンの森 アローファーム」という乗馬体験やグリーンツーリズム(農業体験や牛や馬の世話をすること) が体験できる施設の運営も行っています。
このアローファームを運営するきっかけも、保養所の雑草を食べてもらうために牛を飼育した事が始まりだそうです!
大自然の環境で良いエサを食べて大切に育てた赤牛が、想像以上に立派に育ち、市場に出してみたら思わぬ好評価を得るようになったそうで、そこで生肉の販売、乗馬体験、動物の飼育体験などを行う施設を運営するに至ったそうです。
この赤牛は草地和牛というブランドで、高タンパクの良質の赤身の肉が大変柔らかくとても美味しい味わいで、健康やお子様の食育などに気を使われている方にも大人気なのだそうです。
アローファームでは農業の掘り起しをテーマに、乗馬体験の他に小中学生用の牧場体験型滞在プランや一般向けの滞在型プランなどがあり、自然豊かな環境の中、心豊かにゆっくりと過ごすことが出来ます。
そして、施設では美味しい草地和牛のバーベキューやしゃぶしゃぶ、すき焼きなどが楽しめるそうです♪(要予約です!!)
今後は、販路の拡大を始め、生産から販売までを一環して行い、安心安全な食品を皆様の元に届けて行きたい、とのことでした。

《お問合せ先》
株式会社クラウン
豊後高田市草地3974番地10
電話:0978-23-0761

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