別府市民交響楽団の定期演奏会でコンチェルトのソリストを務めた経験もあるおふたり。
コンチェルトとは「協奏曲」のことです。オーケストラが演奏するクラシックコンサートのポスターなどを見ると「交響曲」とか「協奏曲」という文字を良く見かけますよね。ではふたつの大きな違いは何でしょう？
音楽関係の方からはお叱りを受けるかもしれませんが、すごく単純に言いますと
 
「交響曲」：
オーケストラだけで演奏する（曲によっては歌手や合唱団が入ることもあります）
 
「協奏曲」：
舞台の前の方にソロで演奏する奏者がひとり（曲によっては複数）いて、オーケストラをバックに演奏する
 
･･･といった感じです。（大雑把すぎてごめんなさい）
ソリストがヴァイオリンなら「ヴァイオリン協奏曲（ヴァイオリンコンチェルト）」、ピアノなら「ピアノ協奏曲（ピアノコンチェルト）」ということになります。もちろんソリストはコンサートの華、大役です。
 
試聴は盲目の女性音楽家、パラディス作曲の「シチリアーノ」です。
パラディスはモーツァルトと同じ時代に生きた音楽家で、ピアニスト、歌手として活躍していました。モーツァルトがパラディスのためにピアノ協奏曲を作曲したという逸話も残っています。
余談ですが、この曲は私が趣味でやっているチェロで近々挑戦する予定の曲なんです。田村さんのように甘く、やさしく弾けるようがんばろうと思いながら番組を進行いたしました。
 

【ゼーレ・デュオ】チェロ＆ピアノ学生時代からの先輩後輩コンビ
放送日	2014/9/6,9/13
出演者	田村 朋弘（たむら・ともひろ/チェロ） 後藤 秀樹（ごとう・ひでき/ピアノ伴奏）
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プロフィール	田村さん、後藤さん、ともに大分県立芸術文化短期大学、専攻科のご出身でひとつ違いの先輩、後輩。 １０代の頃から一緒に演奏をはじめ、これまで、様々な場所で活躍してこられました。 おふたりとも第4回アルゲリッチ音楽祭に出演。別府市民交響楽団の定期演奏会では、コンチェルトのソリストを務めた経験もあります。 ちなみにチェロの田村さんが先輩、後藤さんが後輩だそうです。
演奏曲目	9月6日 あんたがたどこさ ずいずいずっころばし とおりゃんせ 9月13日 パラディス/シチリアーノ エルガー/愛の挨拶 ガーシュイン/アイ・ガット・リズム