OBS大分放送
50/50 Hearty Party!!

10月19日の放送内容

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   2014/10/19

今日は、中津市出身の空飛ぶナース・山本ルミさん(47歳)をゲストにお迎えしました。

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中学生の時、看護師の叔母さんが働く老人ホームに毎週末、ボランティアに行っていたルミさん。
お年寄りのお世話をしたりお話をしたり、人と接するのがとても楽しかったそうです。
多くの人が、「ちょっと…」と思うモノも、ぜんぜん平気だったので、この仕事は自分にあってるな~と思い、高校から看護科に入りました。
高校で准看護師の資格を、東京の看護学校で正看護師の資格を取得。
上京する時は、ふるさと中津駅のプラットホームで大泣きして、
「3年経ったら、お母さん、帰ってくるっちゃ!」と誓いました。。。が、そんなことはぜーんぶ忘れ、東京に就職しちゃいました!(笑)
東京の慈恵医大附属病院で、まずは外科を学びました。次に内科、最後が小児科。
小児科は大変だと聞いていたので「はずしてくださーい」と看護師長にすがったのですが、
「修行をつみなさい」と諭され…でも、入ってみると、子どもたちの天真爛漫な笑顔!
ナースコールが鳴ると、「眠れないから、桃太郎を読んで~!」のリクエスト。すごくかわいかったそうです。
その看護師長さん、これからの看護師は、鍼灸ができる、栄養学に詳しい、そういう人材が必要になってくるという考えで、ルミさんが語学留学をしたいと相談した時に、ぽーんと休職扱いで許可してくれました。先見の明があったのですね。
半年間、カナダに留学したルミさん。
英語ができないルミさんに、現地の人々はとても親切にしてくれ、その経験から、日本に帰ったらお返しに外国人をHELPしたい!と願うようになりました。
「外国人をHELP…私になにができるって? 看護師でしょう!」。

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帰国後に就職したのが、六本木にある外国人専用の<インターナショナルクリニック>。
このクリニックとは偶然の出会いでした。たまたまフリーペーパーの小さな広告を見つけて。
「インターナショナルと書いてあるから外国人専用なのかなぁ…」
勇気をふりしぼって電話。
すると、勤めていた看護師さんがちょうど辞める時期で。
「いま考えると、すべてにご縁があったんですね」。
さて、<インターナショナルクリニック>に就職したのはいいですが、初日から、患者さんの言ってることがぜんぜわからない(◎_◎;)
英語は早いし難しいし、ほんとに困ったそうです。
そこから小さな努力をコツコツ積み重ね、いまでは、「うるさいから黙っててと言われるほど(笑)しゃべれるようになりました」。
<インターナショナルクリニック>は、海外からの旅行者や日本に住んでいる外国人など、時には4世代通して診ていました。ひ孫から、ひぃおばあちゃんまで。
「居心地のいい職場でした。ドクター・アクセノフとの出会いは、私にとって人生の宝、財産です。看護師はきつい仕事と思われているけど、患者さんが喜んでくれると自分もハッピーになれるんだということを教えてもらいました」。
国籍のないドクター・アクセノフ(アクショーノフと呼ばれることもあり、ドクターはどちらでもいいとおっしゃっていたそうです)。
ルミさんにとって家族同然だったドクター・アクセノフは、ことしの8月、90歳の天寿を全うし、静かに息を引き取りました。アクセノフ先生と21年間働いたルミさんでした。

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ルミさんは、エスコートナースでもあります。
たとえば海外で骨折した人をお迎えに行き、寝たきりの形をとって、飛行機に乗せて連れて帰るというお仕事。まさに、空飛ぶナース。

そんなルミさんのリクエスト曲は、宇多田ヒカルの「First Love」
実は、宇多田ヒカルさんとも交流があったのです。

さて、山本ルミさんからプレゼントのお知らせ!
ルミさんのご本、『患者さまは外国人』をサイン入りで2名の方へ。

ご希望の方は、
ハガキ=870-8620 FAX=097-558-5071
どちらも、OBSラジオ50/50 Hearty Party!!
空飛ぶナースの本希望、と書いてお送りください。
締切は、10月26日(日)の消印有効です。

爆笑エピソード満載の本ですよ。
漫画で描かれています!
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山本ルミさん、ご出演ありがとうございました。
また帰ってきてね!
飲みましょう~~~!

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