マンドリンは１７世紀の初頭、日本だと江戸幕府ができたばかりの頃にイタリアで誕生した楽器です。ギターと少し似ていますが、大きさはギターよりも一回り小さく、胴体はいちじくの実を縦半分に切ったような形をしています。日本で演奏されたという記録で最も古いものは１８９４年、今から１２１年前のことです。本家イタリアでは２０世紀の前半まで大変人気のある楽器でしたが、その後下火となり現在愛好者が最も多いのは日本なんだそうですよ。そのトップシーンで活躍されている高橋さん、妻の夏川さんの息の合った演奏をどうぞお楽しみください。
 
試聴はモンティ作曲の「チャルダッシュ」です。ヴァイオリンのイメージが強い曲ですが、もともとはマンドリンのために作られた曲だそうですよ。

【高橋和彦・夏川由紀乃】 日本トップレベルのマンドリン演奏
放送日	2015/4/4,4/11
出演者	高橋 和彦（たかはし・かずひこ/マンドリン） 夏川 由紀乃（なつかわ・ゆきの/ピアノ）
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プロフィール	高橋さん、夏川さんともに福岡市在住です。 マンドリンの高橋和彦さんは、長崎県立諫早高校入学と同時にマンドリンを始められました。１９８６年には第１０回 日本マンドリン独奏コンクールで第２位、２００２年には 第７回ＴＩＡＡ全日本クラシック音楽コンサートで最優秀賞を獲得されています。現在は、数少ないソリストとして各地でコンサートを開いているほか、福岡や大分でマンドリン教室の講師を務めていらっしゃいます。 ピアノ伴奏の夏川由紀乃さんは、桐朋学園大学音楽学部演奏科を卒業。１９９８年に第２２回ピティナ ピアノコンペティション特級部門、および２台ピアノ部門で優秀賞を、第８回 日本クラシック音楽コンクール全国大会では２位を獲得されました。音楽教室の講師もお務めになっています。
演奏曲目	（４月４日） 杜の鼓動～魂の還る場所～ 作曲：丸山大悟 編曲：夏川 由紀乃 チャルダッシュ 作曲：モンティ （４月１１日） 赤とんぼ 作曲：山田耕筰 編曲：夏川由紀乃 荒城の月 作曲：滝廉太郎 編曲：千住明