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だいぎんサタデイコンサート

【竹内 竜次・石井 暁子】 明治から現代まで日本の作曲家による名曲の数々

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   2016/06/23

今回のコンサートでは様々な時代の日本の作曲家による作品が演奏されました。日本のクラシック音楽の歴史をひもといてみると、日本で最初のクラシック音楽を作曲したのは「幸田(こうだ) 延(のぶ)」 という女性作曲家です。幸田延は明治3年生まれで19歳から6年間、日本初の音楽留学生としてアメリカ、ドイツ、オーストリアに留学しました。帰国後、東京音楽学校の教授として、滝廉太郎や山田耕筰を育てています。その幸田延は25歳から27歳にかけてヴァイオリンソナタを2曲作曲しています。これが日本初の日本人作曲家によるクラシック曲と言われています。ちなみに教え子の滝廉太郎は日本で最初のピアノ曲を、山田耕筰は日本で最初の交響曲を作曲したんですよ。
試聴は、滝廉太郎作曲の「花」です。

【竹内 竜次・石井 暁子】 明治から現代まで日本の作曲家による名曲の数々
放送日 2016/6/25,7/2
出演者 竹内 竜次(たけうち・りょうじ / ギター)
石井 暁子(いしい・あきこ / フルート)
写真 【竹内 竜次・石井 暁子】 明治から現代まで日本の作曲家による名曲の数々
プロフィール ギターの竹内竜次さんは、別府市のご出身です。8歳から父・幸一さんの手ほどきを受け、ギタリスト稲垣稔(いながき・みのる)さん、ソルフェージュを中山由布子(なかやま・ゆふこ)さんに師事されました。1995年にはパリ・エコールノルマル音楽院に留学されています。第36回東京国際ギターコンクール主席2位、第18回GLC学生ギターコンクール優勝、スペインギター音楽コンクール優勝、大分合同新聞社賞を受賞されています。2006年にはデビューアルバムとなるCD「ソノリテ」をリリースされました。
フルートの石井 暁子さんは、東京のご出身です。14歳からフルートを始め、1992年からフルートを東京フィルハーモニーの糸井 正博(いとい・まさひろ)さんに師事されました。1995年からパリ・エコールノルマル音楽院に留学。現在精力的に演奏活動を行う傍ら後進の指導も行っていらっしゃいます。
演奏曲目 (6月25日)

作曲:滝 廉太郎
遠い声
作曲:秋 透
(7月2日)
春の海
作曲:宮城 道雄
組曲「デジタルバード」より夕暮れの鳥
作曲:吉松 隆

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