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おはようサンデー 甲斐蓉子の教えて!農業

今回は、佐伯市本匠の因尾茶!

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   2017/05/28

新茶のシーズンということで、因尾茶の話題をお送りしました。

 

佐伯市本匠から

大分県茶業協会 会長

佐伯市本匠因尾茶生産組合 組合長

小野農園 小野隆壽(おの たかひさ)さんにお越しいただきました。

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今年の新茶は、例年に比べると収穫が遅くなりましたが、

味はよくのって、美味しいお茶が出来ているそうです。

県の北部では、まだ茶摘みの最中のところも多く、

お茶農家さんはお忙しい時期を迎えています。

 

佐伯市本匠の因尾茶は、400年以上の歴史あるお茶です。

また、現在は「釜炒り茶」の産地として注目されています。

「釜炒り茶」は、生産量が国内の1~2%といわれており、

現代ではとても貴重なお茶になっています。

その名の通り、釜で炒ったお茶で、

煎茶に比べて香ばしさとさっぱりとした渋みが特徴です。

 

スタジオでも、新茶・因尾茶の釜炒り茶をいただきました!

一口含んだ時にふわっと広がる香ばしい香りと、

まろやかな甘さがあり、とても美味しかったです!

 

小野さんは、釜炒り茶の他に、紅茶も製造しています。

ブレンドした茶葉を使った和紅茶は、深い茶葉の香りと、

ほのかな甘みを感じ、こちらも美味!

三角パックになっているので、

お湯を注ぐだけという手軽さも嬉しいポイントです!

 

小野さんは、「若い人のお茶離れも進んでいるので、

パック入りのお茶の開発にさらに力をいれたい」とおっしゃっていました。

 

また、因尾茶生産組合の組合員数は、現在約90名。

人数が多いように感じますが、平均年齢は70歳以上で、

後継者不足という課題があります。

若い人がもっとお茶を好きになって、

後継者として活躍してくれる人が増えて欲しいです!

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小野さん、有難うございました!

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