今回のコンサートのサブタイトルは「ピアノの歴史」第３回です。１８世紀後半から１９世紀前半に作曲されたいわゆる「古典派」の名曲が演奏されました。その中から放送では２回に分けて合計４曲をお送りしますが、みなさん耳馴染みの曲ばかりだと思いますよ。例えば６月１０日にオンエアするシューベルトの軍隊行進曲はファミコン世代（つまり私ぐらいの年代の方）には懐かしいゲーム「チャレンジャー」のBGMです。テレビゲームのBGMにクラシック音楽が使用されていることは多々ありますが、中でもクラシック音楽の宝庫といってもいいのが１９９０年のシューティングゲーム「パロディウスだ！～神話からお笑いへ～」。ワーグナーの「ワルキューレの騎行」からベートーヴェンの「運命」に「第九」、チャイコフスキーの「白鳥の湖」などなど実に１５曲以上のクラシック曲が登場します。ちょっとしたベストアルバム状態です。
 
試聴はモーツァルト作曲のピアノソナタK545 第3楽章です。

【後藤秀樹】 銀行フロアに広がる古典派の調べ
放送日	(2017/6/10,6/17)
出演者	後藤秀樹（ごとう・ひでき / ピアノ）
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プロフィール	後藤さんは４歳からピアノを始められました。大分県立芸術文化短期大学付属 緑丘高校を経て大分県立芸術文化短期大学卒業、および専攻科を修了されました。第４回別府アルゲリッチ音楽祭 県出身若手演奏家コサートに出演。Summer Mozart Week2003ではモーツァルト賞、第43回北九州芸術祭では伴奏賞を受賞されました。MAROプロジェクト2008ではピアニスト部門オーディションを最優秀で合格し、芸術監督の篠崎史紀氏などNHK交響楽団のメンバーと共演。別府市民交響楽団、大分交響楽団など様々なオーケストラとの共演、協奏曲のソリストもつとめられました。現在、大分県立芸術緑丘高校非常勤講師、大分県立大分上野丘高校音楽部指揮者として後進の指導にあたっているほか、フリーピアニスト、合唱・吹奏楽指揮者として活動中です。
演奏曲目	（６月１０日） メヌエット 作曲：モーツァルト 軍隊行進曲 作曲：シューベルト （６月１７日） メヌエット ピアノソナタ「「月光」第一楽章 作曲：ベートーヴェン