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おはようサンデー 甲斐蓉子の教えて!農業

ベリーツ~開発編~

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   2019/01/20

今回は、大分県オリジナルのイチゴの品種「ベリーツ」の話題でした。

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お話を伺ったのは、大分県農林水産研究指導センター農業研究部

主任研究員 池永亜希子(いけなが あきこ)さんです。

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池永さんのチームが今話題のイチゴ「ベリーツ」を開発しました。

最近、スーパーなどでもよく見かけますよね。

昨シーズン本格デビューしたベリーツ。

2010年から開発が始まりました。

池永さんは産休などを終え、

2015年から開発に携わっているそうです。

(ベリーツ開発の前はイチゴのDNAなどを扱う

バイオの分野にいたそうです。)

ベリーツは大雑把にいうと

「ゆふおとめ」という大分県オリジナルのブランドイチゴと

「かおりの」という三重県の収量が多いことが特徴のイチゴを

掛け合わされて、できました。

ヘタの部分まで真っ赤で、赤の色味が濃く、糖度が高く

11月から6月と長期間シーズンが続くことが特徴です。

実際に私たちもスタジオでいただきました。

とっても甘くておいしい!

噛んだ瞬間に果汁があふれるほどみずみずしいです。

すっきりとした甘さで、香りもよいです。

あまりの美味しさに、矢田さんの手が止まらない・・・

私や大田さんの3倍のペースで食べていき

あっという間になくなりました。(根に持っています。)

昨シーズンまでは19人の生産者でしたが、

今シーズンは160人もの農家さんが生産しているそうです。

面積も1ヘクタールだったのが7ヘクタールに増えました。

「来シーズンはもっと増やしたい」と池永さんが語っていました。

ますます、生産量が増えると手に入りやすくなりそうですね。

今は、大分県内をはじめ、京都に出荷しているそうです。

今池永さんの研究は

「生産者が作りやすいように栽培の開発をすること」だそうです。

ベリーツは元気いっぱいで形が乱れることも多いんだとか・・・

どこまで元気に育てるかまだまだ研究が必要なようです。

ですが池永さんは「仕事は今が1番面白い」と語ってくれました。

「イチゴといっても毎年違う。

これでいいかな?と思っても翌年はまた違う。

分からないことが分かってくるのが楽しい」と

話す姿がとても輝いていました。

まだまだ進化中のベリーツ!

これからに目が離せません!!

池永さん、ありがとうございました。

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来週は「ベリーツ~現地リポート編~」をお送りします!

来週もお楽しみに~~^^

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