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おはようサンデー 甲斐蓉子の教えて!農業

フルーツトマト

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   2019/03/24

今回は、生産者を訪ねての農業リポートをお送りしました。

お話を伺ったのは、千葉県を拠点とする農業法人和郷園のグループ企業の

株式会社 大分和郷 農場長の近藤文生(こんどう ふみお)さんです。

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大分和郷は従業員数50人。30代前半の女性が多く活躍しています。

子育てをしながらでも働きやすい職場です。

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2ヘクタールの敷地で生産されているのは

フルーツトマト「フルティカ」!

背丈が150センチくらいで、ずらっと並んでいました。

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一般的なトマトより甘みが強いのが特徴です。

大分和郷のトマトは甘いだけでなく、程よく酸味を加えることで、

飽きない味に仕上げているとのことでした。

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私もいただきました。

甘くておいしい!

しかし、酸味があるため、すっきりとした後味で終わります。

何個でも次々に食べたくなる美味しさでした。

このおいしさの秘密はトマトに

「ストレスをかけて育てること」なんだそうです。

最低限の土と、最低限の水で育てることで

うま味が凝縮したトマトが育ちます。

ストレスをかけずに育てるとこれだけ茎が太くなるのに

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ストレスをかけると、こんなに細くなるんです。

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なかでも今回私が最も驚いたことは、トマトの「産毛」!!

普段は輸送の段階でとれてしまうことが多いですが

この産毛が美味しさのバロメーターなんだそうです。

「もっと水が欲しい」と、

トマトが空気中の水分を得ようとして産毛をだします。

つまり、産毛があると味が凝縮していて美味しいということなんです。

今まで、産毛があるとついつい洗って

ツルツルにしてから食べたくなっていましたが

そのことを知ってから、産毛が愛おしくて仕方ない。

トマトのことを知って、ますます大好きになりました。

大分和郷のトマトはこのパッケージが目印です。

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「赤い贅沢」と「玄」という高級感ある光沢感のあるパッケージです。

「玄」には奥深いという意味や、玄人という意味が込められています。

みなさんも、完熟した奥深い味わいをお楽しみ下さい。

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近藤さん、ありがとうございました。

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