OBS大分放送
50/50 Hearty Party!!

10月17日放送分

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   2021/10/17

本日のゲストは、都甲由紀子さん。
先週に引き続き、2回めのご出演。
大分大学の准教授でいらっしゃいます。

大分県出身ながらも転勤族だったお父様の関係で、あちこちで暮らした都甲さん。
いよいよ大分県に戻ってこられたのは、2010年です。

小さい頃から、「色って、どうして見えるのかな」に興味を持ち、
色の粒が溢れないか心配していた少女は、
物理をやったらその謎がわかるらしい、という情報を得て、
高校で、数学と物理ができたらいいなぁと思うようになりました。
まさに、リケジョ。
その気づきから(ド文系の私とは)違うんだなぁと感心(ある種の放心)いたしました。
そして、お茶の水女子大学 生活科学部へ進まれるわけです。

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↑竹下洋子さんのスカートがとってもお似合い

色に興味を持った女の子は、染色の専門家に。
最近は、中津市の干潟で活動してらっしゃいます。
といいますのは、干潟に住むアカニシやイボニシという貝のパープル腺という臓器から
きれいな紫色がとれるからです。

で、

「貝に注目する前は、虫でした」
にやりといたずらっ子の目を向ける都甲さん。
キャー!虫ぃ—!←想定内の反応ですよね(笑)
ラックカイガラムシという虫から、美しい赤い色が取れるそうなのです。
むむむ。。。

都甲先生、マスターコースではジーンズのオールド加工が題材でしたが(先週のブログをご覧ください)、
ドクターコースでは、赤い色素を出し、巣が樹脂=天然ラッカーを出すラックカイガラムシがテーマとなりました。

このラックカイガラムシを育て、美しい織物を作っている国が、
ブータン。
ブータンといえば、美しい織物をまとったイケメンの王様が目に浮かびますよね。
そのブータンの織物に魅せられて、2008年に訪れるわけです、ブータンを。
以来7回、ブータン通いをしているそうですから、
リケジョ&フットワークの軽さに、ただただ感服。

なにしろエピソードがひとつひとつ深い!
とても時間内におさまりきれず、申し訳ないです…しょんぼり…
すると都甲さんからのリクエストは、
竹内まりや「元気を出して」

次回はブータンのお話をうかがうと、固くお約束して、お別れいたします。
すでに楽しみすぎる!

都甲由紀子さん、ご出演ありがとうございました。

それではまた来週、お相手はミチコでした。


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